20161124

起きたら雪。早めに家を出たしそこまで積もってなかったので交通網に乱れはなくスムーズに出社できて嬉しかった。貧血気味だったので1本待って座ってゆっくり向かった。/今日はワンオペ日だったけど業務が落ち着いていたので余裕〜〜な一日。ちょっと残業して帰る。前日のおでんをハフハフ食べる。やっぱり味薄いな。Amazonでエプソムソルトを注文。入浴剤はほぼ毎日使うようになったけど、頭痛の時はにおいがつらい時もあるので無臭だけど体が温まるものが1種類あるとありがたい。週末に届く。/夕食後、昨日に続いてFF15体験版。視点切り替えが本当に下手ですぐ目を回した人になってしまう。この世界で思うように動いてガシガシ敵を倒せたら気持ちいいだろうな〜〜。買うかどうかは保留。/この秋冬はカメムシが干した服に付着すること3回目なんだけど、ついに今日は脱衣所の窓にはりついていた。部屋の外側だから被害はないけれど、そんなに好かれてしまったのか…。

20161123

明け方まで前のエントリーを書いていたので寝るのも起きるのも遅くなった。だいぶひんやりしている。

昼は坂本屋が入れそうだったので久しぶりにカツ丼。難デキを外食の時は摂らないからか、食後異様に眠くなった。

帰宅後FF15の体験版をやる。オープンワールド系ゲームみたいになっていたけど、キャラクター造形は相変わらずの中2路線もしくは龍が如く路線。キャンプとかするリア充的キャラがFFの主人公になるとは思わなかったな。思ったより楽しくて、戦闘シーンで操作にまごつくのが悔しくてチュートリアルで繰り返し練習していたら夫に笑われた。でも少しコツがつかめてきた。

ゲームで時間を取られたので慌てて夕飯の支度。今日はおでん。おでんは簡単だが味が染み込むのに時間がかかるので早めに始めるべきだった。完全に薄くてやさし〜〜い味付けのおでんを夫は文句も言わず食べてくれてありがたかった。明日以降は味が染みておいしいはず。

養命酒のフルーツとハーブのお酒のお湯割を飲んだら思ったより回ってフワフワ。

明日の天候に想いを馳せつつ就寝。

雨宮まみさんのこと

 たぶん世の中に同じように雨宮まみさんのことが好きで、同じように「自分にとってどんな人だったか」「どんな言葉で救ってもらえたか」ということを書く人が今たくさんいると思う。他の人と書くことと似たり寄ったりでも、ここはわたしの日記を書く場所なので、人の目を気にせず自分が思ったことを以下に書くことにした。

 

 -----------------------------------------------------------------

 雨宮まみさんの訃報を知ったのは11月17日の夜だった。ニュースが流れたのはその日の昼過ぎだったから、だいぶ遅れて知ることとなった。

 前日の16日の夜から、わたしは原因がよくわからないまま気持ちが落ち込み精神的にあまり余裕がなかった。そういう時には必ず対処法の一つとして、入ってくる情報量を絞るようにしている。だから、ほぼまる一日ニュースやSNSから離れて過ごしていたので、友だちからの彼女の急逝を嘆く内容のLINEを仕事帰りに見てやっと知った。情報を絞っていたのに、ごつごつした石を投げつけられたかのような乱暴な知らせが目に飛び込んできた。

 今自分が気持ちが沈み消えてしまいたいような気持ちだったところに、まさか尊敬している人が亡くなってしまうなんて。もう彼女の書いた文章や、美しい写真が見られないなんて。強い衝撃を受けると、本当に「ガンッ」という音が聞こえるのだな。

 それは、「自分の気持ちを代弁してくれるような人がいなくなってしまったことのショック」だとか「自分が感じていた衝動はこんなことになりうることへの動揺」だとか「本当に死んでしまった人に対して、自分は「死にたい消えたい」とうだうだ思いつつきっちり働いて明日以降も生きていこうとしている、みみっちい有様のいたたまれなさ」だとか、とにかくいろんな気持ちがぐちゃぐちゃに入り混じったもので、あれこれ書き連ねたけれど今もうまく言葉にしきれない。

 LINEを見た後は家に着くまでずっと泣いていた。悲しいと言えば悲しいけれど、悲しいだけではなかった。雨宮まみさんの書く文章に共感することが多かったあまり「自分の一部が欠けた」ような感覚すらその時は覚えた。実際に一対一でお会いしたことも、やりとりをしたこともなくて、彼女が心のうちで思っていたことなんて何一つ知らないわたしが。

 

 雨宮まみさんのことは、はてなダイアリーで書かれていたブログ「弟よ!」で知った。ずいぶん前だったので、何がきっかけだったかははっきり覚えていない。

 「女子をこじらせて」のweb連載(当時は「セックスをこじらせて」だった)はリアルタイムで読んでいた。毎回更新があるたびに、衝撃を受けた。剥き出しすぎて、読んでいてつらい時もあるのにどんどん引き込まれて読み進めてしまう魅力があった。すごいものを読んでいる、と少し震えたのを覚えている。

 その後書籍化が決まり、活躍の場をめきめきと広げていったのは周知の通りだ。後述するが、全ての連載や著作を読んでいたわけではなかった。自分が読んでいたものだけの話になってしまうが、いつも女性の生きづらさを受け止め、真摯な言葉で語られていたように思った。

 特に「穴の底でお待ちしています」では何回も気持ちを救ってもらった気持ちになった。きっとそういう人がたくさんいたと思う。こんなに人の相談に向き合うことなんて、自分にはできない。自分にとって、あの連載の文章は定期的に書いてもらう処方箋のようだった。

 去年から連載の始まった「40歳がくる!」は、正直なところ時々しか読んでいなかった。つまらなかったのではなく、毎回あまりに読んでいてガツンと来るので、うっかりした時には読めないと後回しにしてしまうことが多かった。

 でも7話「傷口に酒を塗れ!」で、「セックスをこじらせて」を読んだ時のような気持ちを思い出した。わたしは、雨宮まみさんの人の痛みに寄り添う優しい文章もとても好きだったけど、特に好きだったのは「乗り越えられないようなつらい夜をどうにか乗り越えた」といった話だった。好き、というより心を掴まれるという方が正しいかもしれない。

 「つらい夜が来る」ということを、経緯や原因などを書かずただ「つらい夜が来る」とだけ書くのが好きだった。自分にも、訳もわからず「つらい夜が来た」覚えは数え切れないほどあるからだ。雨宮まみさんは、つらい夜を軽々と乗り越えたのではなく、息も絶え絶えに乗り越えたことをいつも書いていた。乗り越えたからいきなり何かを悟ったり、いきなり強くなったとも言わなかった。だからその言葉には実在する重みがあったし、読むことで「だったら自分もなんとかやりすごせるかもしれない」という道しるべを与えてもらえたような気持ちになった。

 もうわたしたちには彼女が新たに書いた文章を読むことはできない。途方に暮れるけれど、今まで残してくれたものをこれからは繰返し読んで、そのたびに道しるべを見つけ直すのだと思う。

 

 一度、とあるイベントで雨宮まみさんを見かけたことがある。今年の夏、江の島で。勇気がなくて、「ファンです」なんてとても声をかけられなかったけれど、チラチラと横眼で追ってしまった。okadadaのDJでワー!となってスピーカーの前ではしゃいでいたら、間近で彼女が本当に楽しそうに踊っていた。同じ場で楽しめていることがうれしかった。強い酒を飲むのが粋だなんてあまり言いたくはないけれど、テキーラをくっと飲み干す彼女の姿はきれいで格好良かった。あのひとときは今年の夏で一番楽しかった。

 トイレで彼女とすれ違った時、とてもいいにおいがした。本当に一方的で我ながら気持ちの悪い思い出だけど、お会いできてうれしかった。それが最後の機会になってしまった。

 

 そして、後悔していることがある。

 わたしは雨宮まみさんの文章を最初から最後まで、お金を払わず読んでしまった。何度も何度も自分の気持ちを汲み取ってくれるかのような優しい文章や、「こんな気持ちや目に見える風景を見せてくれるなんて」と思う文章を読ませてもらったのに、「web連載で読んだから」とかなんとか言ってわたしは雨宮まみさんの書くものにお金を払ったことが一度もなかった。書籍化された本を、彼女が生きている間に買ったことがなかった。

 「うまく言葉が見つからない、こんな拙い言葉で感想を書くのが恥ずかしい」とかなんとか言って「感動しました」みたいなことすら、ご本人にきちんと伝えたことがなかった。恥ずかしい。

 好きな人には、好きなことをちゃんと伝えなくてはその気持ちは伝わらない。読み手が書き手にできる、その文章への賛辞や感謝の気持ちを表す手段は限られている。ならば、その限られた手段をきちんととらなくてはいけないと思った。わたしが雨宮まみさんの書いた文章にお金を払っていれば、彼女がこの世を去ってしまうことはなかったと思っているのではない。今回のことはもう、起きてしまったことで、一介の読者がそれをどうこうできたとは思えない。

 わたしはただ、「好きな人がいつ、いなくなってもおかしくなくて、そんなことがまた起きた時にこんなに後悔をしたくはない」という自分本位な気持ちでそう心に決めた。

 

 雨宮まみさんから教えてもらったことはもう一つあって、言葉にするととても陳腐でぺらんぺらんで死にそうなのだけど「やりたいことは今やる」というもの。

 去年、今年の彼女の活動は遠くから見ていても本当に活発で、「やりたいことをやると決めた」というようなことを書かれているのも何度か見た。そしてその姿はとても格好いいと思った。

 見たいものはすぐ見に行く、会いたい人は会える時に会う、欲しいものは欲しい時に手に入れる。もちろん全部が全部そうしていたら時間も体力もお金もあっという間に足りなくなってしまうから本当にそうしたいのか真剣に考えたりある程度の折り合いをつけることは避けられないけれど、それでもできるかぎりそうする。

 「やりたいことは今やる」なんて、今まであらゆる先人が言ってきたことだけど、いざ自分がやるとなったら「そうできればいいけどね」って鼻白んだ態度だった。でも今回、本当に、本当にそうなんだと思った。自分にあとどのくらい時間があるかなんて分からないけれど、自分が思っているより悠長にしていられないのは確かだ。

 手始めに、ずっと買いたかったけれど購入に踏み切れなかった映画のDVDを買った。エリック・ロメールの「緑の光線」だ。数千円の買い物なのに、少し胸がすっとした。

 

 「やりたいことは今やる」なんて陳腐で死にそうなフレーズを抱えてわたしはたぶんこれからもやっていく。「つらい夜」に勝てなくても負けないでやっていく。インターネットをやっていて良かったことの一つが雨宮まみさんの文章を読めたことなので、その恩恵にあずかりながら、これからもやっていく。わたしは今36歳なので、自分の番の「40歳がきた!」がどうなるのか少し楽しみだ。

 -----------------------------------------------------------------

 

 うんざりするほど長くなってしまった。この1週間で思ったことを書いてみた。最後まで読んでいただきありがとうございました。

20161122

いい夫婦の日地震で目が覚めた。早めに起きたのにテレビのニュースについ気を取られ普通の時間に家を出たら地下鉄のダイヤがボロボロになっており遅刻した。駅のホームがやたら空いていたのはみんな休みなのか、地震の影響なのか、電車が遅れていたからなのか。/仕事は引き続き平和。先週の大変さと足して2で割りたい。上司と上期の評価面談。これまで通り「ふつう!」の結果。評価については2分で終わり残りの時間はとりとめなく話題が移ろった。一人20分と決まっていたので腰を据えて話をするには短すぎた。/ほぼ定時で上がって銀座に行く。銀座への心の距離はいくつになっても空いているが、実際のところ職場から電車1本で数駅なのだ。もっと早くから行けばよかった。でも寄り道だとか余裕が出てきたのは今年の9月からだから仕方がない気もする。/スカラ座で「ガール・オン・ザ・トレイン」。ミステリー映画を久しぶりに観たなあ。映像が美しく、出てくる女の人たちもそれぞれ違った美しさで良かった。エミリー・ブラントの酒やけ顔がすごかった。飲みすぎるとああいう肌感になるよね…………!!!!あれはメイクなんだろうか。お酒に依存もしていないし、子どもも欲しくないし、ドチャクソ未練のある元交際相手もいないし、主人公に自己投影できる要素はあまりないはずなんだけど「そんなつもりはないのに事態はどんどん最悪な方に転がって行くあの感じ」だけはわたしは知っていて、あああ…!みたいに掌をギュッとしながら観た。アメリカのアル中はウォッカをナノゲルボトルに入れるのか。日本なら鬼ごろしとか呑とかでちっともスタイリッシュじゃなくなるよなみたいなことを思った。あと死ぬまでに一回でいいから座り心地の良さそうなあの革張りの椅子に座って分析医に打ち明け話とかして涙をこぼしたい。お金の工面をどうしてたんだろうという疑問だけすっきりさせてくれたら後は文句言わないから、という作品だった。

20161121

ここ数日無性にチョコレートが食べたくなりまんまと衝動に屈することが多い。難デキを摂っていることと関連があるのだろうか。/新しいPCが欲しくなり、欲しくなった時が買い時と思い物色する。スペックのことはよくわからないので夫にチェックしてもらい、3万程度で買えるのは今使っているものとさして変わらないので、せっかくだからスペックを少し上げて長く使えるものにしてみてはとのこと。予算は6万で探してみることにする。それにしても最近はお金を使うことばかり考えているな。大丈夫だろうか。/仕事は比較的のんびり。1時間半の残業で退社。/雨宮まみさんの「女子をこじらせて」を読む。ずっとweb連載を読み続けていて、ちゃんと本を読んだことがなかった。「女子をこじらせて」も連載時に読んでいたのだけど、数年経って読むとまた違う気持ちになる。/たまにある「ネット上の有象無象の意見を目にするのがつらくなる時期」がやってきて、twitterを読むのをやめて1週間近く経つ。その代わり漫画やwebのテキスト、本を読むのが捗る。しばらくはこのままでいい気がする。/相変わらずふとした時に死にたい気持ち通称「沼地」がふとした瞬間にやってくる。飲み込まれる前に命の母ホワイトをすぐ飲む。沼地に足を取られている暇はない。もっとわたしはやりたいことをやる。

20161120

起床即頭痛。前日の夜から始まっていて、ロキソニンが効かないので、片頭痛なんだろう。でも寝込むほどでもなかったので、のろのろと身支度をして家を出る。夫が先週買ったスーツの引き取りに吉祥寺へ。夫は昨日買ったコートを早速着ていた。とても喜んでいるので、プレゼントしてよかった。/昼ご飯は協議の結果「ねぎし」。牛たんとカルビのミックス。安くはない店なのにいつも混んでいるので、おいしいものをちゃんとしたサービスで提供するとちゃんとお客さんもついてくるのだなと思う。とろろ麦飯もちょうど食べたかったのでうれしかった。しかし食べすぎたので食後は井の頭公園をぶらぶらして腹ごなし。大中小さまざまな犬がうろうろしていて目の保養になる。途中で寄ったコーヒー屋でアフォガードを買って食べる。会計時にいきなりレジの人が指人形を使って「ありがとうございます」とあいさつをしてきたので面食らう。その店は混んでいて行列ができているので当然忙しく、バタバタしているのに指人形のあいさつは省略しないんだな、省略してもいいと思うよ別に…と勝手に思うのだった。/公園を出て丸井の無印でシーツ類とパンツ1本。中々良かったのでもう1本色違いで買おうと思う。あとは安いのでいいからコートを買いたい。あとインナーダウン。痩せたら、長いこと着られそうないいダッフルコートを買いたい。だから今年の冬はつなぎの服でいい。/帰宅後、少し横になって休んだ後夕食作りと作り置き。夕食は昨日作るはずだったカマンベールチーズ鍋。「もぐもぐ」のベーコンとカマンベールチーズを使った贅沢鍋。作り置きは6品。水曜が休みなので何だかいろいろ気楽だ。気が付いたら頭痛が抜けていた。

 

20161119

朝起きて、録画消化。「べっぴんさん」の録画を見ながら、紀夫が帰ってくる場面で泣いた。ユーリ2回目。1回目は、雨宮まみさんの件がショックであまり頭に入らなかったが、2回目はちゃんと楽しめた。/昼過ぎ、立川シネマシティで「この世界の片隅で」鑑賞。劇中何度も涙が出そうになったが、エンドロールで涙腺崩壊。原爆の場面の描写は本当に怖くて、両腕で自分を抱きすくめながら見た。こうの史代さんの原作も読みなおさなくては。観てよかった。隣で観ていた夫が、劇場を出て駅に向かう間「観てよかったな…もう今日これで帰っていいかも」と言っていた。わかる。でも結局そのあとしっかりレインボースパイスでカレーを食べ、Northfaceのコートを買うなど消費活動を行った。/今夜はカマンベールチーズ鍋にしよう、といそいそと材料を買い集めて帰ったが、結局食べそびれ鍋は翌日に持ち越すことになる。夫はひたすらペルソナ5をやっていた。佳境に差し掛かっているらしい。