12/2 Fri.

インフルエンザの予防接種を受けてきた。皮下注射ってあんまり痛くなくていいけど、やはり患部が腫れてきた。

夜、親と会う。貸していたものの返却と、入院書類へのサインをもらった。実家の引越しが完了し、犬が一匹知り合いに引き取られていったという。わたしの両親はずいぶん前に離婚しているのだが、母の住む家の住所を改めて眺めたら、父が住んでいるところととても近いことに気がついた。もちろん母もそれに気づいていない訳がないでもないだろう。でも正直わたしは両親が今も連絡を取っているかどうかには興味がなかった。特に父にはもう10年は会っていないし、へんな例えだが、空想上の人物というか、物語の登場人物のような感じで見てしまうのだ。さすがに死人とは思っていないのだが。でもなんだか奇妙な感じがする。4人家族、1人はアメリカ、3人都内在住なのにバラバラ。

帰宅するとアパートは冷え切っていて、疲れもあって毛布に包まってあまり動けなかった。

やずやから香醋が届いていたので早速飲んでみる。ほのかに酢のにおいがするのでくんくん嗅いでしまう。

親から預かった荷物の中に(不用品を押し付けられたとも言う)、なぜか大量のパンが入っていた。捨てるのもしのびなくお腹も空いていなかったがサンドイッチを食べた。夜に炭水化物、しかも鮭のフライのサンドという罪悪感と反比例するようにおいしくて、複雑な気持ちになった。

ネットスーパーで大量の食材を買い込んだ。調味料の切れるタイミングってそれぞれ使用頻度が違うはずなのになんであんなに一斉なんだろう。少しお酒が飲みたい気分だったので度数の低い発泡タイプの日本酒やシードルを注文。

その日は「11人もいる!」を見終わると同時に寝た。

 

12/3 Sat.
7時ごろに起きた地震で起こされた。9時から耳鼻科。こんなに寒くて雨も強く降っているのに待合室には溢れんばかりの患者さんがいて驚いた。結局1時間待ち。1ヶ月耳鼻科に通っているが、前回処方されたクラビットがよく効いたらしく「よくなったねー」と言われて嬉しくなった。外耳炎がこんなに時間が掛かるなんて知らなかった。鼻炎も大分良くなった。不具合が少しずつ治って行くこの感覚よ!患者さんは9時の時点に集中したらしく、終わった頃にはがらがらだった。その足で隣町の美容院へ。どうにも気になっていたリタッチをしてもらう。色は少し落ち着いたアッシュブラウンにしてもらった。

昼過ぎには雨も止み、みるみる晴れてきた。帰りにユニクロでフリース素材のスリッパや腹巻、レギンスなどを購入して帰宅。途中トイレか試着室のどこかで傘を忘れてきてしまってフロアを上下行ったり来たりして、結局見つからず諦めて帰った。

始動が早かったせいか、帰宅後は妙に疲れて、洗濯しておでんと炊き込みご飯を作ってその日は終わった。

家に遊びに来ないかと彼氏から連絡があったが断り、家でぼんやりしていた。今思えばこの時点から少し体調が悪かったのだと思う。先週寝る前の薬を減らしてもらったのだが、寝入りがスムーズではなく不快感がある。薬価が高いだけで効果がないと思っていたがやはり必要だったのだろうか。次回診察時に先生と要相談。

 

12/4 Sun.
8時過ぎに起きた。仮面ライダーフォーゼにまたしても間に合わなかった。終わり間際に寝ぼけまなこで見ていたら何やら大事なことが起きていた。おわー!あの人が!おわー!とりあえず今までの展開を三行で教えてくれ。

起きた時点では比較的すっきりしていたので観たかった映画を観に行ったり一度は断った忘年会に顔を出そうかと思って身支度。ただ時間があるからと家事を始めてるうちに熱が上がってきて、だるさに屈して結局出かけそびれた。PMSのようでもあり、ワクチンの副反応のようでもあり。昼間はずっとももクロを聞いていた。確実に好きになりつつある。

諦めて布団を敷いて横になりながら「ファンタスティック Mr.FOX」と「海炭市叙景」を観る。どちらもいい作品だった。特に前者は、W・アンダーソンの美学がアニメーションの1コマ1コマに反映されていて、あーやっぱりこの人の世界観は大好きだ!と思った。ダージリン急行は途中ウトウトしちゃったけど。またアニメーションを作ってくれないかなあ、でもそうしたら他の実写が観られなくなるなあ…という悩ましい気持ち。

この日はかぶのクリーム煮、麻婆豆腐を作った。

某忘年会はとても楽しそうでまぶしかった。

今は密閉したフロアに大人数集まるところにいるのが感染症的な意味で少し怖くて、いろいろ落ち着くまでパーティーへの参加は難しいかもしれない。今年の新年会でのインフルエンザの集団感染もどうしても思い出してしまうし。マスクしてるのなんてしらけるだろう。特に術前は絶対に風邪を引けないからもっと神経質になるだろうと今から気が重い。ナーバスちゃん自ら泥沼化。

とりあえずワクチン副反応が通りすぎるのを待つように眠った。