最近のわたしの中で占めるものは仕事と家事がほとんどだ。だから今日は仕事の話を書くことにする。
最近仕事と家事のことしか考えてなさすぎて人としての機微っていうの?心のひだ的な?ものがうっすら欠けてきているような気がしている。口にするのは会社の人の話と仕事でこんなことがあった、とかそんなことばかりで、いわゆる「おもしろくない人」って感じがすごくする。
でも去年の夏ぐらいからわたしは、けっこう頑張って働いている。これまでの社会人生活の中で間違いなく一番頑張って働いている。頑張って働かざるを得なくなった経緯はまた今度書くことにする。長い話になるから。
漫画「重版出来!」の中で印象的な台詞がある。「まずは全力で仕事に打ち込んでみろよ。人生に無駄なことなんてひとつもないぞ。そしたら次のステージが見えるんだから」
わたしは今まで全力で仕事をしたことが多分なかったので、読んだ当時は「へー」って顔でページを進めていた。
うっかり夜更けまで残業した帰り道、遅い時間なのに混雑したバスに揺られながらそのセリフをぼわわんと思い出す。わたしもなんか次のステージのようなものが見えてきているのだろうか。
今週は比較的仕事が落ち着いてきて、なんだったら昨日今日は部で一番早く帰ったりもしている。
仕事は嫌いじゃないし、頑張った分だけ手応えもある。褒めてももらえるし一応お金も貰える。だけど頑張れるだけ頑張る時期がいつまで続くのかな?頑張れるだけ頑張り続ける人だけがこの会社で生きていけるのかな?みたいなことを思うと、足元にすうっと冷気が忍び寄るような気がする。
今月末で一緒に働いている同じ部の人がたくさん辞める。辞めさせられる人もいれば、自ら離れていく人もいる。辞める人のことを一人一人思い浮かべると、理由が分からなくもない。これまでももう3人辞めている。元々10人ちょっとの部署だから、相当だ。
会社がブラックだとか言いたいのではない。でも間違いなく今までとは全く輪郭の違う会社になっていく最中なのだと思う。
会社の輪郭から中身から変えにやってきた人たちのことは嫌いではなく、むしろ好きだ。新しいことをたくさん教えてくれる。でも、辞めていく人たちのことも好きだ。みんなそれぞれ素敵なところがあった。
なんとか、一緒にやっていければよかったのになと思う。
働くことは楽しくて面白くて大変で難しいね。
ここ1年はそんなことをよく思う。
明日はもっと楽しい話を書きます。