20191127

セラピー日記です。

 

住みたい家が決まり先週末申し込みをして夫と家族会議をしまくりローンの形態も決め各銀行の仮審査も通過し今週末いよいよ契約という段階になった。

「さて手付金を用意しないとね」「リビングのレイアウト悩ましいね」なんて言っていたら、今日久しぶりに叔母から連絡が来た。母が死んだのだという。いつの日か死ぬ日が来るんだろうなと思っていたけれど、今日だとは思っていなかった。

 

泣く暇も呆然とする間もなく、そのまま警察へ向かった。

叔母と合流。いつぶりに会ったか分からない兄もはるばる遠くから駆けつけて来た。

本人確認のため、遺体とも対面した。不審死のため、明日検死と必要があれば司法解剖。事情聴取を受けて、母の家に行って掃除と片付け。

葬儀屋の手配や親族への連絡は兄が担当、掃除を叔母が、わたしは掃除と残った大量の書類の整理。

死の間際に汚れた室内を見て、特殊清掃の話をネットで読んでいて良かったなと思った。病院でも綺麗に死ぬなんてことはない。

母は死んだのだけど、遺品整理はその人が生きていたことと向かい合うことなのだと改めて思った。冷蔵庫の野菜室を開けたら、一人暮らしとは思えないくらいびっしり新鮮な野菜が詰まっていて、それが一番胸が詰まった。

ざっとゴミをまとめて今日は解散。明日は検死、死亡診断書の入手、役所の手続き、葬儀の手配、その他解約手続きや親しい人たちへの連絡。

兄も叔母もてきぱきとしていて、とても頼りになる。病気がちで苦しみの多い人生だったと思うけれど、福祉制度、介護制度、近所の方々に支えられて最期は穏やかな日々だったのは良かった。本当に感謝しかない。会社の上司や夫、義実家の人たち、友人たちの心遣いも本当にありがたい。

 

わたしは母にとって良い娘ではなかったし、母に同情して泣くのを許される立場ではないと思う。後悔はどうせ後からずっとするんだから、しばらくは両手で頬に気合を入れてやるべきことをバッチリやって、しっかり見送ろうと思う。