20240106 断捨離、ゲゲ郎、最後の晩餐

いつもの時間に起きる。眠い、だるい、とても眠い。治まりそうでまだ片頭痛は続いていたので薬を飲む。

洗濯を何回かして身支度をして出発。午前中は父の家に必要なものを取りに行くミッション。義理姉と待ち合わせて、家の中で必要なものを探す。無事必要なものは見つかったが、相変わらずの絶望的な物の多さに閉口する。

几帳面だった父ですらこうなるのだ。一人暮らしでこうやって倒れてしまうと、誰かに家の片付けをやってもらわなくてはいけない。なんとなくわたしは一人暮らしで死ぬような気がしているので、これ以上物は増やさないようにじわじわ物を減らしていこうと思った。どうしても迷惑をかけてしまうから、せめてできることはしておきたい。理想は1Kに一人暮らししていた時ぐらいの物量だ。元気があれば整理整頓やメンテナンスができるが、死ぬ前は元気がなくなるのだからどうしても手が回らなくなる。みんなが断捨離断捨離というのが分かる気がする。

昼過ぎに義理姉と分かれ、品川へ向かう。品川で「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観る。

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横溝正史の作品のような因習村ミステリーのルックでありつつ、紛れもない鬼太郎誕生の話でもあった。鬼太郎がどういう存在なのか、よく分かっていなかったので素直に感動した。

アクションシーンが異様によかった。

 

映画を見終わった時点で昨日からの疲れがとれておらずもうヘトヘトであったが、数か月前から今日は元同僚と食事の約束をしていたので次は目黒に向かう。

グルメブロガーがおすすめしており気になっていたfours。サーブがやたら早く絶対に2時間で一回転させるという強い意向を感じるが、どれもおいしかった。カジュアルに使えて近所に欲しいタイプのお店。ネットで予約できるし。塩気がはっきりしているので、お酒を飲みつつ楽しむタイプのお店かもしれない。

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スパークリングワインで乾杯。
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カリフラワーのムース。いくらと海老が上に乗っている。ムースはスモーキーな味がついていて、カリフラワーが苦手な友だちもおいしいと食べていた。ポンってすぐ出てくるけれど異様にうまい。
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カンパチのカルパッチョ。マリネの塩梅が絶妙。とてもおいしい。
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ブッラータとフルーツのカプレーゼ。はちみつが上にかかっていてフルーツの甘さもあってデザートのよう。
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海老のグラタン。アメリケーヌソースがおいしい。大ぶりの海老もぷりぷり。
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すだちソーダ。料理によくあった。
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ポーションがそこまで多くなかったので追加で注文したフライドポテト。カレー風味のマヨネーズソースをつけておしゃれな味に。
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メインの「大人のわさビーフ」という名前の和牛のたたきとわさび菜。肉で葉っぱを巻いて食べる。わさび菜もドレッシングがかかっていて単体で食べてもおいしい。

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カニといくらと百合根の土鍋ご飯。冬のご馳走ごはんにテンションがぶち上がる。

味変用の薬味タレをかけたり、あとでだしをもらって出汁茶漬けにして食べたりできる。
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アールグレイクレームブリュレ。こっくりとした甘さでデザート欲が完璧に満たされた。

 

同僚二人は仕事に子育てに忙しそうだが、元気に過ごしているようでほっとした。なんとなく父のことも来月の入院のことも話す気になれず、自分のことはごくごく当たり障りのないことばかり話した、でも友だちに会えるだけでなんだかほっとした。

多分今日が手術前に友だちとごはんを食べる最後の日になると思うので、おいしいご飯が食べられてよかった。