20230320 高過ぎ晋作

晴れのちくもり。

休みの取引先が多いのか新規の仕事は来なかったので、淡々と自分のペースで仕事を進められた穏やかな日だった。

スラムダンクを観てからずっとスラムダンクというかバスケに関して興味が湧いていて、アトロクのNBA関連のコンテンツを聞き直したりしていた。前も一通り聞いていたと思うけど、今は興味の度合いが違うからぐんぐん頭に入る感じ。まさに解像度高過ぎ晋作である。特に今年1月の専門家が読み解くスラムダンク特集がとても面白かった。

特集:二夜連続『解像度・高過ぎ晋作』特集シリーズ 〜 バスケット編!『THE FIRST SLAMDUNK』を 専門家の視点から読み解くと〜?特集!(バスケットボールアナリスト・佐々木クリス / NBA JAPANの主任編集者、翻訳家・大西玲央) - TBSラジオ「アフター6ジャンクション」 | Podcast on Spotify

劇中のこのプレイがいかに現実でも的確な表現になっていたかという話が喋っても喋り尽くせないという感じでとても楽しそうで良かった。ゲストのお二人は当然バスケが好きな方達だから、あの作品を貫くバスケ愛が刺さるのだろうなあと思った。

沢北のプレイの凄さを語る場面も多くて、劇場版の沢北の女となったわたしとしても聞いていてニコニコしてしまう。2回目すぐに観に行きたい。

 

エンタメの話をよくする同僚にスラムダンクを観た話をしたら「遅w!」と開口一番に言われて笑った。その通り過ぎる。4ヶ月遅れでこんなに盛り上がれるコンテンツ、力がありすぎない!?

 

仕事の後に「シャザム!〜神々の怒り〜」を観たのだが、久しぶりに合わないタイプの映画だった。

以下ネタバレ感想。

主人公と、主人公の親友のどちらが話の主軸なのか中途半端に思えたし、相変わらず台詞で説明しがちなのにウーンとなってしまった。何より、主人公たちの行動の妥当性がしっくりこなくて怒ってる神の娘たちの言い分の方がごもっともに思えて仕方なかった。神の力を子どもたちが受け継いでいることの妥当性、そこから来る「ではこの問題にどう対処するか」の描写がなく「子どもだから論理的な思考や行動ができない」というのを盾にしていて場当たり的に敵に向かっていくけれど、うまくいかず…というのが続く。幼稚な行動ばかり目立って何がしたいのかもよく分からず話の推進力を大幅に失わせてしまっているように見えた。やっぱりまだ彼らにはメンターが必要だし、仕方がないとはいえ幼い子どもたちが蹂躙される展開が続くのはなかなか厳しいものがあった。

自分に自信がなくて、家族に執着してしまう主人公が精神的に自立をするというのがメインプロットなんだろうけど、その割に主人公が空気というか、執着していることから離脱するプロセスの描写が薄くていきなり自己犠牲による自我の確立で決着をつけようとしていて「エッそれ危うくないか!?!?!?」と引いてしまった。結果が同じにしても、その行動に至るまで飲み込めるように過程を見せて欲しかったなー。

最初、なんでこんなにつまらなく感じるんだろうとよく分からなかったんだけどこうやって書いてみると自分が映画を観る上で求めるポイントがなんとなくわかってくる感じがする。感想を考えてみるのは良いことだな。

 

家に帰ったらまた夫がすごく忙しそうで、深夜まで食事もとれず働いていた。だんだん夜が更けていくにつれイライラソワソワして来たので、片頭痛の予感と共にうつらうつらした。前触れに、眠りの質の低下もある気がする。